ムダに楽しく、ビスコッタ

Notリア充。アンチVery。 どうしようもないオンナ30代。いかに東京を遊びつくせるか。

『重版出来!』で気づかされた大事なこと

ドラマ『重版出来!』の最終回をみて、号泣して過呼吸になって、あやうく救急車をよぶところだったビスコタです。あぶねっ。

重版出来!』は、その名通り出版社の物語で、大人たちが漫画について真剣にわちゃわちゃ語り合ったり喧嘩したり、泣いたり笑ったりする様が、どにもこうにも愛おしくて、全話観てしまいました。
様々なコンテンツメーカー(いわゆる漫画家)の想いと、編集者の葛藤がものすごい共感できて、いつもいろんなことに気づかせてくれるドラマだった。
みんな、漫画が好きなんだね。

特に印象的だったのは、最終回。
大御所漫画家の三蔵山先生が、いまの安泰なキャリアをいったん捨てて、新しい漫画にとりかかる決意をした様は、
ちっぽけな成功体験にしがみついている私にとって、涙なくしてはみれませんでした。

プロであり続けるということは、自分を常に乗り越えていくこと。
第一線でいるということは、新しい世界と向き合い続けるということ。

そういや、かの村上春樹も、
「小説家になることはできても、小説家で居続けることは難しい」と言っていたな。

もの作りの現場にいる人、
それにスポンサーをつけようとする人。
このドラマは、かなり響く内容にだったと思います。

お疲れさまでした。
感動をありがとう!!!

価値をつける

先日、新人バンドさんのプロモーションに携わった。

楽曲もよく、事務所が力をかけて売っていくみたいで、
うまくいけばかなりのところまでいけそうな気がする。

 

この仕事をしていてすごく思うんだけど、
良いものでも、ほんと、勝手には売れてくれないんだよね。

昔はかっこよくてスキルがあれば認められると思ってた。
でも逆にスキルフルであればあるほど、
マーケティングが必要なんだと気づいた。

 

ダンサーで、バトルで何度も優勝しているのに、お金がない。
音楽家で、とってもうまいのに、世間から認められない。

そういう知人を嫌というほど見てきた。

 

本気でマーケティングを勉強すれば、絶対に環境が変わるよ。

 

良いもの。
かっこいいもの。

それらは、それに見合う価値を付けられた時に、はじめて花が開くんだわ。

 

震災復興で効くアーティストのすごさ

20代の(働きマン気取っていた)ころは、
「広告業界に定時なんて概念はねぇ!あるとしたらテッペンだぜこんちくしょー」なんて調子こいたことを抜かしていたけれど、
29歳を過ぎてからは「は?テッペン?肌荒れるから勘弁っす」と手のひら返したように極力自由に生きてます。
やれる時にやりたいことをガチでやるのがマイスタイル。

というわけで、月曜日(しかも経理の締めの日)に、ガチで大好きなPUNPEEがライブに出ると聞きつけ、そそくさと渋谷へ。
トラブル出なかった奇跡に感謝しつつ、定時でダッシュ。おかげですべてのライブを観賞できました。
今日は熊本大分のチャリティーで、主催の坂口恭平さんいわく、ライブ代全額を寄付するとのこと。
月曜日の雨の中、約350人ものお客さんが集まっていました。

中居君たちの炊き出しのニュースでも思ったけれど、
“有名である”っていうことが、こういう時にすごい力を発揮する。
“人気”が、そのまま人の役に立つ。

そして当然、他人に影響を与える。
たとえば、「極力自由に生きる」なんて豪語したところで、結局残業まみれで終電むかえて、しょーがないから家でパックしがてら原稿書くようなワーカホリックa.k.aビスコタが、定時でなにがなんでも会社を出ちゃう影響力がPUNPEEにある。そしてそれぞれ今日の出演者にはそういうファンがたくさんいて(地方から来た人もいてたんじゃないかな)、平日のあんな早い時間に350人集めることができた。

だってねぇ、PUNPEEがチャリティーやるっていうんだもの。
そりゃねぇ、行かなきゃでしょ。

ファンの数と質は、アーティストの価値。

何か大きなことを成し遂げるには、必ず『支持』が必要なんだよなぁ…
中身のある支持が増えれば増えるほど、人はちゃんと動くから。
早川倉庫を知らない人、知っている人、みーんな、あの場所で復興を願った。
いつか早川倉庫で音楽を聴いてみたいと心から思う。


ところで、今回の箱である渋谷のライブハウスwww(ダブリュダブリュダブリュー)にも大きな拍手とリスペクトです。
もちろん貸出契約内容はわからないけれど、チャリティーで全額寄付は相当すごい。
せめてものお店への敬意として、お酒しっかり飲みました。

さ、ウコン2本飲んで寝よ。