そんなに若く見られたいか??
先日、広告MTGでの出来事。
アンチエイジング化粧品の企画で営業の子が、
「誰でも実年齢より若く見られたらうれしいもんですよねー」とひとこと。
そりゃそうだと周りはうなずき、若いと言われたい女性の共感を得るための思索がどんどん進んでいく。
むむむむ。。。その勢いを止められないまま、結局苦虫をかみつぶした顔でMTG終えることになった。
たしかに飲み会でもよく見かける。
「私いくつに見える?」→本当の見た目よりもちょっとだけ若く答えてあげる→「わーい、うれしい!」
この中身のないスパイラル。何十回見てきたかわからない。
以前、同い年の美人女子が、飲み会で「年齢だけは聞かないでほしいー!」と本気で言っているのを見て、彼女の美人偏差値が大幅にダウンしたことがあった。
だってさ。
それってさ。
自分の“生きてきた証”を否定することじゃね?
「誰でも実年齢より若く見られたらうれしいもんですよねー」
むむむむむ。
申し訳ないのだが、この感情、私はよくわからないんだわ。
なぜなら、いままで『若い』ということで苦労した経験はあるけれど、『得』をしたことはないから。
10代は若さが当たり前のようにそばにあったから気にしたこともないし、
20代は『自分で生きていく』という能力がまだまだ低くて、若さ故に迷惑をかけて、悶々とした日々を送っていた。とにかく、早く30代になりたかった。
30歳になったらなったで、もう言い訳できないキツさみたいなものはあるし、無意識性ロリコン男性※1から受けるヘンテコな同情はあるけれど、
20代のときのような焦燥感は消え、充実感を得ることができている…と思う(いや、ホント、無意識ロリコン男性は腹立つけど。笑)
自分で生きていく能力をつけることは、30代を楽しむために必要なことだ。
若さを武器に生きてしまうと、それが通用しなくなった時かなり痛い。若さにしがみつくよりも、『経験』とか、『重み』とか、『深さ』とか、そういう“おもむき”のあるものを頼りに生きていきたいと思う。
そしてそれは年をとればとるほど、得られるものだと思っている(さぼらなければね)
年齢を否定するアンチエイジングではなくて、
年齢を活かした、かっこいいアンチエイジングを応援したい。
若さにしがみつくのと、若々しさは違うからさ(そういう意味では、20代でも若々しくない人はたくさんいる)
「30代に見えないですね」
この一言は『30代である私を否定する』つもりではないのだろうけれど、
でも20代の若さを持ち上げ、30代を含むこの先の40、50、60代を、暗いイメージとしてとらえているのは事実だ。
年を重ねても美しい人…例えば、夏木マリさんや桃井かおりさんは若く見られたいから、あんなに若いのだろうか?
たぶん違う。
年齢を否定しなかった結果、元気で若々しいままなのだと思っている。
イキイキすること。活力があること。
それこそ、最高のアンチエイジングだよ。きっと。
変に若く見られることよりも、
年齢相応な重みを感じられるオンナでいたい。
かっこいいとは、そういうこと。
※1ロリコンではないが、無意識にオンナには幼児性を求めている男性。
かわいらしい女の子(ていうか、若い女)が好きで、キツい(口うるさい)オンナが嫌い。で、よくだまされる。
オンナがひとりで飲める店 渋谷 八咫
さくっと一杯だけ、
しかも日本酒が飲みたいという時におすすめなこのお店。
5人ほど並べるカウンターと、3つほどのテーブルのこじゃれた立ち飲み屋さん。
カウンターは美人店長目当のほろ酔いおじさまが占領していることが多いので、
気にしないオンナにはおすすめ。笑
2,000円の利き日本酒飲み放題で酔うのもよし、
500円の単品グラスでちびちびやるのもよし。
おつまみのお刺身が思いのほかおいしくて、かなり高得点。
日本酒4杯飲んで、おつまみ3つで3,500円。
ちょっと翌朝残ったので、次回は3杯までにする。