TKda黒ぶちの武士道
勝ち続けている人の孤独とキツさは想像できるし、
それでも挑み続ける強さには心からリスペクトを送りたいけれど、
本当に本当に勝ちたい勝負で、
自分の負けを認められることの凄さを、
TKda黒ぶちから教えてもらった。
R-指定とのバトルは名勝負。
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MCバトルは、言葉で相手を罵倒する戦いである。
ダンスやDJバトル以上に相手を傷つける。
だからこそ、観客はよりMCバトラーに共感するし、
その戦い方に美学を求める。もし“負けの美学”という言葉を、
「礼節」と解釈するのであれば、
まさにTKda黒ぶちの戦い方にこそ、その美学を強く感じる。
戦極MCバトルの正社員氏はチコカリートのことをサムライと呼んだらしいが、
個人的には、TKda黒ぶちこそ、MCバトル界のサムライだと思う。
そんな彼の武士道が哲学となって表現されているアルバム、
『LIFE IS ONE TIME, TODAY IS A GOOD DAY.』
日本語が美しいHIPHOP。
日本語じゃないといけないHIPHOP。
ダンサー時代は黒人に憧れたし、
音楽も海外のものを好んで聴いてきたけれど、
彼のリリックを前に、
あぁ、原文で感じれる日本人でよかったと、素直に思った。
また今度、感想をじっくり書きたい。
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